琉球温熱セミナー@AKIBA

春の学会シーズンも終盤を迎え、今月は至る所で会が催されましたが、私たちも琉球温熱恵比寿店と当院との共催という初めての試みで5月10日に琉球温熱セミナーを行いました。

場所が秋葉原でしたので、どうかと思いましたが、おかげさまで多くの方に足を運んでいただき満席となり無事に終えることができました。

今回は琉球温熱本院の屋比久院長を招き、私と二人で、琉球温熱や栄養またはビタミンC点滴療法についてお話をさせていただきました。

屋比久院長の熱のこもった講演では、途中フロアからの質問も沢山出て、普段から皆さんは屋比久院長にいろいろとお話ししたい気持ちを強く持っていることを改めて感じました。

卵と栄養のお話がメインでしたが、皆さんは卵の重要性に気づかれ、中にはご自身の栄養管理がまだ足りないと実感されている方もいたようです。

屋比久院長には生命はタンパク質の塊であり、健康維持にはタンパク質を十分摂取することが必要との基本的な考え方があり、そのためには良質なたんぱく質である卵を毎日2個以上摂ることが大切だと話していました。

つまり、私たちの体の細胞、骨、筋肉、酵素やホルモンはタンパク質を主材料として作られており、タンパクが不足するとこれらの物が作られません。

タンパクは20種類のアミノ酸からできていますが、卵はそれらをすべて含み、特に体内で合成できない9種類の必須アミノ酸を豊富にバランスよく含んでいます。

必須アミノ酸のバランスを数値化したアミノ酸スコアやプロテインスコアでは卵は最高値の100で、申し分のない食品です。

またゆで卵を切った際に黄身のまわりに緑色のすじが見られますが、これはメチオニンという含硫アミノ酸(硫黄を含んだアミノ酸)で、これは血液中のコレステロールを下げ、活性酸素を取り除く作用の他に水銀やカドミウムなどの有害重金属をくっつけて体外に排泄するキレート作用があります。

大豆タンパクではメチオニンが不足しているため、こうした作用を発揮できませんので、大豆だけに偏っている方は時々でも卵を摂った方がよいでしょう。

また卵にはアミノ酸だけでなくビタミンA、ビタミンB1、B2、D、鉄、カルシウムをはじめ沢山の栄養素が含まれています。

特に、黄身にはレシチンが豊富に含まれ細胞の細胞膜を作る成分として使われ、その水と油を中和させる乳化作用により血管壁についたコレステロールや老廃物を除去し血管をきれいにする働きもあります。

卵はコレステロールを増やすのであまりよくないといった迷信がありますが、このたびの屋比久院長の説明から考えが変わった方が多くいたようです。(後のアンケートの結果から)

私は以前に屋比久院長の話を聞いてから自分でも調べてみてなるほどと思い、今では1日に2個以上は納豆と一緒に混ぜてご飯にかけることや、目玉焼きにして摂っています。

今回、屋比久院長が示されたスライドの中で面白いものがありました。

それは患者さん自身が描いた絵を院長にプレゼントし、スライドにしたものです。その絵というのは秋田県の玉川温泉を描いたものですが、そこにはエリアごとにその患者さん自身で測定したラジウムの量が書いてあり、どの場所が一番効能のある所かを示した図とも解釈できました。

玉川温泉に行かれる方には、とても参考になる絵で、今度そのスライドを譲ってもらおうかと思います。

屋比久院長の話は盛り沢山であるため、今回のように1時間では短すぎて温熱と栄養に関して十分に伝えきれなかったようですし、聞きに来られた方ももっとお話をしてほしかった印象です。

次回のセミナーではもう少し長く時間をとれるようしたいと思います。